フェリー輸送のパイオニア|関光汽船株式会社

物流サービス

半導体製造装置輸送サービス

半導体製造装置を輸送する際は、細心の注意を払う必要があります。
関光汽船では高品質な半導体製造装置輸送サービスをご提供します。

半導体製造装置の輸送で留意すべき点

半導体製造装置を輸送する際は、通常の貨物輸送以上に細心の注意を払う必要があります。
ここでは半導体製造装置を輸送するにあたって留意するべき点と、それぞれの対策をご紹介します。

1点目が振動や衝撃です。半導体は振動や衝撃といった外的影響に非常に弱いことが特徴です。半導体は非常に繊細であるため、見た目には問題が無くても、輸送中の振動や衝撃によって破損や不具合の原因となるため、留意する必要があります。フェリーのRoll-on/Roll-off荷役方式では、荷役作業時の振動や衝撃を大幅に抑えることができます。また、振動や衝撃をやわらげるエアサスペンション付きシャーシを自社で所有しておりますので、より安全な半導体製造装置輸送のご提案が可能になります。

2点目が温湿度管理です。半導体は、温度や湿度の変化に非常に敏感であるため、適切な温度、湿度の環境化で管理をしないと機器の動作不良や損傷を引き起こす可能性があります。また、50%以上の湿度になると半導体の腐食や錆が発生する可能性があるため、輸送中には湿度を一定に保ち、湿度変化を最小限に抑える必要があります。
そのようなデリケートな半導体製造装置輸送に対応するため、自社で所有している温度管理が可能なリーファーコンテナや協力会社が所有する温度と湿度ともに調整可能な特殊コンテナを使用することによって、高い輸送品質で安全・安心な半導体製造装置輸送をご提供いたします。

半導体製造装置輸送の需要増加の背景

半導体製造装置輸送の需要が増加している背景には、半導体産業の急成長による物流需要の増加が挙げられます。半導体は、スマートフォンやパソコン、テレビ、LED電球といった私たちの日常生活に欠かせない製品から、医療機器や産業用ロボット、自動車の電子制御システムなど幅広い分野で使用されています。

これら多くの製品に半導体が利用されることで、需要がますます増加しているため、物流の効率化が求められています。しかし、通常の貨物輸送と比較して、半導体製造装置輸送には注意しなければならない点が多く、専門的な技術と知識が必要とされます。例えば、半導体は振動や静電気に非常に敏感であるため、輸送中の取り扱いや梱包方法に細心の注意が求められます。また、温度や湿度の管理も重要であり、これらの条件を適切に維持するための設備や技術が必要です。こうした特別な要件を満たすため、半導体製造装置輸送には高度な専門知識と技術が不可欠です。

フェリーで高品質な半導体製造装置輸送

弊社は、フェリーによる海上輸送で半導体製造装置の輸送を行っております。
フェリー輸送は、貨物をトレーラーに積載し、緩やかなスロープで船内に自走するRoll-on/Roll-off方式で荷役をするので、ガントリークレーンを使用したLift-on/Lift-off方式の荷役と比べて、荷役時間が大幅に削減でき、さらに荷役作業時の衝撃や振動が大幅に抑えられます。
フェリー輸送は、サーバー等の半導体関連機器や大型医療機器などの特殊な取り扱いが必要な機器に関しても、振動や温度変化に配慮することができるので、デリケートな貨物を安全かつ高品質に輸送するうえで最適な輸送モードです。

また、半導体・液晶製造装置などの重量がある精密機器も工場輸出から納品や設置先までそのまま搬送が可能なため、配送にかかる工数やコストの削減を図ることができます。
このようにフェリー輸送は、半導体製造装置輸送をする上で、様々なメリットがある輸送方法になります。また、弊社では、これまでに多くの半導体製造装置の輸送を行ってきたため、専門的な知識も持ち合わせており、安全に半導体製造装置の輸送を行うことを可能としています。

お問い合わせ

お見積りのご相談、輸送に関するご質問など、何でもお気軽にお問い合わせください。

衝撃(加速度)比較

衝撃:大(10-15G)

コンテナ船港湾クレーン作業は時間との闘いです。数千基のコンテナを短時間で積み下ろすことが要求されるため、大きな衝撃の発生は避け難いのが実情です。半導体製造装置は振動や衝撃に非常に弱いため、半導体輸送にはあまり向かない輸送モードです。

衝撃:中(3-4G)

飛行機航空貨物は飛行機の離発着時の衝撃に加え、地上輸送時の衝撃が大きく、特別な取り扱いを行っても完全に衝撃緩衝することは困難です。リードタイムを短縮するために航空輸送を利用することは効果的ですが、輸送品質の面では多少のリスクが伴います。

衝撃:小(1-2G)

高速フェリーフェリー作業は緩やかなスロープを貨物を搭載した車両が積み下ろしを行うため、貨物に与える衝撃が非常に少ないのが特徴です。振動や衝撃に弱い半導体製造装置にとって、最適な輸送モードです。

※弊社調べ

エアサス車で製品に優しい半導体製造装置輸送

エアサス車は、エアサスペンション付きシャーシのことで、サスペンション構造に空気のパネルを搭載しているため、振動や衝撃をやわらげながら輸送することができます。関光汽船では、韓国Noを取得した低床エアサス台車・温調付エアサス低床幅広台車で半導体製造装置を運搬するため、トラックへの積み替え作業をカットしそのまま運搬が可能で、半導体製造装置へ衝撃が加わるリスクを最小限に抑えます。

荷役作業回数の比較
※弊社調べ

【コンテナ船】実作業工数:5回

  • 工場輸出
  • 倉庫搬入
  • コンテナバン
  • 港湾荷役
  • 海上輸送
  • 港湾荷役
  • ドレージ
  • 倉庫搬入

【飛行機】実作業工数:5回

  • 工場輸出
  • 空港倉庫搬入
  • 空港荷役
  • 航空輸送
  • 空港荷役
  • 空港倉庫搬出
  • 納品倉庫搬入

【高速フェリー】実作業工数:3回

  • 工場輸出
  • 倉庫搬入
  • シャーシ積替作業
  • 海上輸送
  • 韓国内走行
  • 納品倉庫搬入

簡易包装による環境負荷軽減(SDGsへの取り組み)

フェリーの高品質輸送の特徴を生かし、SKID梱包への梱包改善提案を進めています。
CASE梱包と比較し梱包コストが大幅に削減されるのはもちろんこと、木材の使用を大幅に減らすことにより、環境負荷軽減、廃棄物削減等、SDGsへの取り組みにも効果を発揮することができます。

コンテナ船:CASE梱包
高速フェリー:SKID梱包

資料ダウンロード

物流サービス

国際・国内部門の物流サービス

関光汽船の特長

設備紹介

関光汽船の各種設備をご紹介します。

課題から探す

貴社が抱える輸送の課題についての解決策をご紹介します。

関光汽船とは

海より速く、空より安く

グループであるSHKライン(新日本海フェリー、阪九フェリー、関釜フェリー、蘇州下関フェリー、東京九州フェリーなど)の
航路網を利用し”海より速く、空より安く”(コンテナ船よりも速く、航空便よりも安く)をモットーに
中国・韓国と日本各地を結ぶ国際物流サービスと、日本国内を網羅する海上ネットワークを活用した
国内物流サービスを展開しております。

お問い合わせ

お見積りのご相談、輸送に関するご質問など、何でもお気軽にお問い合わせください。